努力家の人は目標に向かって努力する中で理想が高くなってしまい、気づいたら完璧を目指して頑張ってしまう完璧主義になっていることがあるかと思いますがいかがでしょうか。
完璧主義は私たちを前に進ませてくれる一方で、理想を追い求めてしまうことで行動を制限し、疲れやストレスになる原因になることもあります。
私も完璧主義の1人で、頑張っているけど前に進まないことよくありました。
そんな中で、私は「完璧主義」から「丁寧に生きる」へとシフトすることが、自分にとって最も心地よい生き方だと感じるようになりました。
完璧主義の悩み
完璧主義は、何事も100%達成することを目指す考え方です。
一見すると理想的に思える考え方ですが、実際には大きな障害にもなります。
完璧を目指すことは、私たちを行動に移せなくしてしまうこともあります。
例えば「これが完璧にできなければ意味がない」と思っているうちに、時間が過ぎ、気づけば何も進んでいないことが多くあります。
完璧主義者は、理想が高すぎて実際に行動に移すことができず、結局は「やらなければいけないことができていない」と感じることが多いのです。
また、完璧を追い求めるあまり、何度も見直したり修正したりする時間が膨大になり、自己評価が低くなってしまうこともあります。
最終的に、やったことすら「完璧ではなかった」と後悔することも多く、その結果として自信を失うときもあります。
完璧主義でいると、〇〇しなければならない、それができない自分はだめだ、と、理想が高くなってしまうし、それが達成したとしても、できてあたりまえみたいになってしまうので自己満足度は低く、どうしてもマイナス思考になりがちです。
8割主義の魅力とその限界
8割主義とは、完璧を目指すのではなく、80%の完成度で十分だと考え、早く進むことを優先する考え方です。
この方法は、多くの場面で有効で、物事を早く進めるのに役立ちます。
しかし、8割主義にも限界があります。
8割で完成することは便利ですが、その「8割」の基準が曖昧になりやすいです。
結局、「8割」というのは何を指すのか、どこで止めるべきなのかを決めるのが難しく、行き詰まることがあります。
すると、また別の問題がでてきてしまい、最終的に目標に達しないという結果になることもあります。
また、8割を目指しても、結果として自分が納得できない部分が残ることがあるので、何かしらの「物足りなさ」を感じることも多いです。
中途半端、妥協という気持ちになってしまうこともあります。
丁寧に生きることの重要性
では、どうすれば完璧主義や8割主義の悩みを解決できるのでしょうか。
それは、「丁寧に生きること」です。
丁寧に生きるとは、焦らず、ひとつひとつの行動を大切にしながら進んでいくことです。
物事を急がず、心を落ち着けて行動することで、結果的に完成度の高い成果が得られることが多いです。
何かを進める際に、「丁寧さ」を意識することが、私たちにとって最も充実した生き方になると感じています。
丁寧に生きることにはいくつかの特徴があります。
まず、全てのことを「焦らず丁寧にやろう」と意識すること。
どんなに急いでいても、重要な作業には一度立ち止まって確認する時間を持つことが大切です。
また、行動に対して客観的な視点を持つことも必要です。
自分が何をしているのか、どのように進めているのかをしっかり見直し、納得のいく結果を追求していくことができます。
丁寧に生きることを意識すれば、焦らずに自分のペースで物事を進めることができ、結果として納得のいく成果を得ることができます。
心の余裕を持ちながら丁寧に生きていくことが、人生を豊かにする一つの方法かなと思っています。
もし、今完璧を目指して疲れているなら、少し立ち止まって「丁寧に生きる」を意識してみてください。
きっと、より充実した日々が待っています。
丁寧に生きる実践法:行動を大切にすること

丁寧に生きるためには、まず「行動に心を込める」ことが重要です。
これは、目の前の一つ一つの行動をただこなすのではなく、その行動に自分の気持ちや意識をしっかりと向けるということです。
例えば、仕事であっても家事であっても、目的を達成することだけを目指すのではなく、その過程を大切にし、心を込めて行動することで、生活全体が豊かになります。
行動したことが成功することもあり失敗することもあり、どちらになるか、わかりません。さらに、初めてやる物事に関してはほとんど失敗から始まると思うし、失敗の方が多いはずです。
完璧にやろうとする視点だけだと、失敗したとき落ち込んだりしますが、丁寧にやるという視点であれば成功しても失敗しても冷静に受け止められるようになれます。
1.行動を雑にしない
完璧主義者は、優先順位をつけることで目標に向かって集中しますが、その過程で「速さ」や「効率」を重視しすぎるあまり、一つ一つの行動が雑になってしまうことがあります。
しかし、丁寧に生きるためには、効率よりも「質」を重視することが大切です。
焦って先に進むのではなく、一歩一歩、確実に歩みを進めることで、後々の大きな成果へとつながります。
2.自分のペースで進む
何かを達成するためには、どうしても周りと比べてしまいがちですが、丁寧に生きることは、他人と比べるのではなく「自分のペース」を守ることです。
自分が心地よいと感じる速度で行動し、無理に早く終わらせようとするプレッシャーを減らすことで、集中力を高め、行動に対する満足感が得られます。
焦らず、自分のペースで進むことで、心に余裕が生まれ、次の行動への意欲も湧いてきます。
丁寧に生きるためには「マイペースでいること」が大切です。
他人と比較せず、自分のペースで進めることで、心の余裕が生まれ、結果的に物事がスムーズに進み、満足のいく成果を得られます。
3.全体を把握しながら行動する
丁寧に生きるということは、全体像を意識しながら行動することでもあります。
目の前の作業に没頭しすぎて、その結果として他の部分が疎かになることは避けたいものです。
例えば、仕事に集中するあまり、休憩を取らずに体調を崩してしまったり、家事を優先するあまり大切な人との時間を犠牲にしたりすることがないよう、常に全体のバランスを考えることが重要です。
完璧主義だと一つのことに集中してしまうので、視野が狭くなり、周りが見えなくなることがあります。
丁寧に過ごすだと、一歩引いた冷静さを保ちつつ全体を見渡しながら、行動の一つ一つに丁寧さを持ち込むことで、心地よく過ごすことができます。
4.無理せずリラックスした姿勢で進む
完璧を追い求めるあまり、どうしても心に余裕がなくなりがちですが、丁寧に生きることは、無理なくリラックスした姿勢で進むことです。
過度に力を入れず、力を抜くことも大切です。完璧主義者はつい力が入りすぎて、行動に疲れてしまうことがありますが、丁寧に生きる人は自分を大切にしながら行動するので、長期的に見ても無理なく成果を出すことができます。
5.感謝の気持ちを忘れない
丁寧に生きるためには、感謝の気持ちを常に持つことも大切です。
どんな小さなことでも、感謝の気持ちを忘れずに行動することで、生活の中に温かみが生まれます。
もし、毎日を丁寧に過ごせるようになった時は、私は周りの人より物事を丁寧に過ごせてうまくいっていると考えるよりも、自分が丁寧に過ごせているのは環境のおかげであると感謝しながら過ごすとさらに充実度が増します。
日々の努力や行動に感謝していると、自己肯定感を高めることができるので、より充実感のある人生を送ることができます。
最後に
丁寧に生きる実践法は、ただ「完璧を求めない」といった否定的な意味だけではなく、もっと自分のペースで行動し、質の高い生活を送るための積極的な方法です。
自分が納得できるペースで全体を見守りながら、一つ一つを大切にすることで、結果的に豊かな人生を築くことができます。
これからも、丁寧さを、意識し続けていきたいと思います。
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